ゴリアテ | アニメ・ゲームブログ

Vtuberやってるはてなブロガーです。アニメやゲーム等の紹介をしているブログです。

父親のスマホにパズドラをインストールした結果

とある日、実家に帰省すると父親が携帯をスマホに変えていた。


テレビも見れる携帯電話を手にした父親は、初めてファミコンを与えられた子供のように舞い上がっていた。
そんな父親のスマホを横から取り上げ、私は早速あるものをインストールした。
 

f:id:tableturning:20160130010435j:plain

それはパズドラだった。
パズドラを知らない人にもわかりやすく説明すると、パズドラはパズルを消して使役したドラゴンやモンスターたちに力を与え敵を倒していくゲームだ。
パズルは同じ色を3色つなげると消える。
 
目当てはもちろん、最初に引けるプレミアムガチャだった。チュートリアルをクリアすると一度だけサービスでプレミアムなガチャを引けるのだ。人によってはマラソンと言ってレアなモンスターを引くまで何度も初期化を繰り返す人もいるようだが、私は面倒くさがりやなので一度だけ引いた。
 
引いたモンスターはワルキューレだった。

f:id:tableturning:20160130010827j:plain

初期の頃はまあまあレアなモンスターだったが今では順当に攻略していけばやすやすと手に入るモンスターだ。ハトホルと覚醒ラーを持っている私にとってもはや無用の長物だ。いくらでも手に入る。
飽きた私はその場でスマホを父親に返した。おもちゃを取り返した父親はパズドラが入ったスマホを見て
 

f:id:tableturning:20160128132446j:plain

と怒っていた。
 
そんな父親の怒りを傍らに休日を終え、短い連休を終えた私はアパートに戻った。会社と自宅を往復するだけのつまらない日々がしばらく続き、季節はあっという間に連休の時期を迎えた。20代を過ぎてからの時間と言うのはスポーツカーがレース場を周回するかのようにあっという間だ。自身を流れる時の早さを連休を迎えるたびに感じていた。
 
実家に帰る前日、その旨を伝えるため電話した。母親は愚痴交じりに父親に対しての文句を言っていた。いや、完全に愚痴だった。
 
「お父さんが毎晩毎晩、パズドラをやっていてうるさいのよ!パズルの音が隣の部屋まで届いてくる!うるさくて眠れしない!アタシもやってみたいから貸してって頼んでも絶対にかしてくれないのよ!!せこい奴!」
 
さすがに耳を疑った。パズドラを入れた私に対して散々、遊び道具を入れるな。これは仕事用だ。と怒っていたはずだった。しかもゲーム嫌いな父親がパズドラなんてやるわけがない。私は信じなかった。
 
会社を終え、私は実家に直行した。荷物は財布と携帯だけでいい。あらかたのものは実家に置いていた。
電車に揺られ実家まで歩くと時は既に22時を過ぎていた。少しばかりの休憩をすればすぐに眠りのときがくる。私は長旅で疲れた体を休めるため自室に入り床についた。穏やかな睡魔が視界を覆い始めた瞬間、聞き慣れた効果音が扉の隙間から聞こえてきた。
(我が家では布団に入ってくる猫のために扉を閉めない)
 
ピロピロピロ……フォン!フォン!!フォン!!!
 
まぎれもないパズドラの音だ。私が起動してもいないパズドラの音が隣の部屋から聞こえてくる。犯人は父親だ。パズドラを遊び道具だと一蹴していた父親がパズドラをやっていた。ちなみにその音は次の日も次の日も聞こえてきた。
 
うるせえ!BGMがうるさくて眠れねえ!!
ドアを閉めても壁を通して響いてくる。大音量でパズドラをやるな!
というかパズドラを覚えられるならマナーモードのやり方位覚えろ!
 
ちなみのゴシックは魔法少女も入れてみたがこちらは難しかったのかはまらなかったようだ。